計量関係功労者経済産業大臣表彰受賞

　計量関係功労者経済産業大臣表彰とは、計量関係事業者、計量関係団体等の職務において、多年にわたって計量関係事業の発展、計量器の発達・改善、計量思想の普及または計量行政の運営等に尽力し、その功績が顕著であると認められた方を表彰するものです。令和二年度の当協会関係者の表彰は、長岡修一様及び佐々木裕子様が受賞されましたので、ここにお喜び申し上げるとともにお知らせいたします。
　なお、例年は11月初めに開催される計量記念日式典にて表彰式が行われますが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、式典は中止となりました。
　
　長岡様は、平成14年より理事に就任し、さらに平成25年からは東北支部長に就任し、協会の運営とともに技術研修会や技術者基礎教育を開催するなど環境計量の普及活動に努められました。
　また、JEMCAインストラクターとして平成21年から現在まで技術者基礎教育の講師を務められており、精度管理や適正な精度管理の重要性、分析の基礎知識等について講義を行い、新任者の育成に貢献されています。
　
　佐々木様は、東京都環境科学研究所に長年勤務され、分析実務を通して経験及び卓越した技量に基づき、国における試験方法の規格化を始めとして計量行政の運営及び計量証明事業の発展に貢献されました。
　また協会においては標準物質委員会や技能試験委員会委員として環境標準物質作製や技能試験にもご活躍され、全国の分析機関の技術力や信頼性確保に貢献されています。
　本年度においては、残念ながら表彰式が中止となるなどにより、祝福をする機会がありませんでした。新型コロナウイルスによる感染状況が一日でも早く終息へ向かいますことを願いつつ、その際には改めてお祝いできることを強く希望するものです。協会としましても、お二人のこれまでの協会に対する多大なる貢献に対しまして、改めて感謝申し上げます。受賞につき、誠におめでとうございました。